【イベントレポート】経済産業省中国経済産業局と共同主催で「最先端DXセミナー~VR業界の最新動向とDX手法~」を開催いたしました!
皆様、こんにちは!株式会社ビーライズ 企画開発部 松岡です!
2024年9月6日(金)に、経済産業省中国経済産業局さまと共同で、
DX変革の波を捉えVR技術の最新トレンドや実践的なビジネス活用方法を紹介する、
「最先端DXセミナー~VR業界の最新動向とDX手法~」を広島にて開催しました。
経済産業省商務情報政策局情報経済課アーキテクチャ戦略企画室室長補佐 津田通隆様やMeta Reality Labs B2B 日本事業統括 マラカド・ガレル様、
株式会社TD Holdings DX推進部 上級顧問 濵﨑利彦様、株式会社日立製作所 研究開発グループ デジタルサービス研究統括本部 沼田崇志様、
弊社代表取締役 波多間俊之が登壇いたしました。
今回はそのイベントレポートをお届けいたします!
目次
・イベントの様子
・空間コンピューティングによる知覚のパラダイムシフトーXR技術の産業実装に向けた戦略仮説の検討
・MR/VRでビジネスがどう変革するか
・XRをドライブする半導体技術の着実な進展
・XR技術を駆使して作業の『お手本』を見せる技術
・DXの課題とVR技術による未来の社員教育
・体験会
イベントの様子
経済産業省中国経済産業局と株式会社ビーライズの共同開催である本イベントは、
豪華ゲストを呼び、DX変革の波を捉え、VR技術の最新トレンドや実践的なビジネス活用方法について深く理解し、
その価値を感じていただくとともに、VRのきっかけづくりにお役立ていただけるための知識を紹介するものです。
2024年9月6日(金)にイノベーションハブひろしまCamps、オンライン(アーカイブはこちら)の同時開催をいたしました当イベントは、
事前申込制でほとんど定員が埋まるほど多くの申込みがあり、当日も多くの方にご参加いただき、会場はほぼ満員でした。
空間コンピューティングによる知覚のパラダイムシフトーXR技術の産業実装に向けた戦略仮説の検討
最初は、経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 アーキテクチャ戦略企画室 室長補佐 津田 通隆氏による
「空間コンピューティングによる知覚のパラダイムシフトーXR技術の産業実装に向けた戦略仮説の検討」という講演。
XR/空間コンピューティング業界において、XR業界の市場成長のギャップをどのように埋め、社会実装していくかについての説明を、関連分野での経産省の取組紹介とともにしていただきました。
自前主義の重複投資による投資キャッシュフローの無駄遣いや、共通コスト個社負担による共有地の悲劇を回避するために、
エコシステムモデルで重複投資・共通コストを削減して健全な競争土壌の醸成と投資の効率化を図り、
共通供給コストの分配によるオープンイノベーションの推進をしていくことが重要だということを、具体例を用いて分かりやすく説明していただきました!
また、経済産業省の時空間識別子のアーキテクチャティングの取組について、活用事例とともにご紹介していただきました。
MR/VRでビジネスがどう変革するか
次は、Meta Reality Labs B2B 日本事業統括 マラカド・ガレル氏による「MR/VRでビジネスがどう変革するか」という講演。
ソフトウェアだけでなく、ハードウェアも取り扱う幅広い事業内容とともに、様々なパートナーさんとのエコシステムの成長に関するお話をしていただきました。
「何でもかんでも自社でやるのではなく、様々なパートナーさんとエコシステムを形成しメタバースを一緒に作っていくやり方を変わらず行っていく。
ほぼすべてがオープンシステムになっているため誰でもソースコード等を見ることができる。」
Metaさんがどのように「ビジネスのあり方」の進化に貢献しているのかをご説明していただき、とても勉強になりました。
次の登壇は、株式会社TD Holdings DX推進部 上級顧問 濵﨑 利彦氏による
「XRをドライブする半導体技術の着実な進展」というお話をしていただきました。
「半導体は個人交流が止まったら、もうそこで終わってしまう。 流動的な人のコミュニティがとても重要である。」
リアルワールドとバーチャルワールドの複合的なシグナルチェーンが同時に処理されながら 、
リアルワールドとバーチャルワールドの信号センサーが取り出されプロセッシングして、アクチュエータを動かしていくという一連の信号処理系。
これをどのように進化させていくかが今の半導体の技術がXR業界に革命をもたらすかということになる、というご説明をしていただきました。
次の講演は、株式会社日立製作所 研究開発グループ デジタルサービス研究統括本部 沼田 崇志氏による
「XR技術を駆使して作業の『お手本』を見せる技術」。
熟練者が遠隔から『お手本』を見せる技術は、日本の人口不足に伴う熟練者不足や1人の熟練者が多数の現場への指導を可能にします。
今の技術は目の前の作業に対してのAR技術が多いですが、実際の現場は大きな作業も沢山あり、現場の自由な位置での指導ができないことが課題でした。
熟練者がリアルタイムにいる作業支援システムは、遠隔からジェスチャーすることで安心かつ早く作業を行うことができます。
熟練者がリアルタイムにいない作業支援システムは、過去の熟練者のデータを保存しておき、仮想空間でコンテンツ化することで、
現場の人が困ったときなど個人のペースに合わせて提供できるという付加価値があります。
XR技術を用いて現場やリアルタイムに熟練者がいない場合での作業を叶え、作業効率アップを図ることができる画期的な技術をご紹介していただきました!
最後の講演は、弊社代表取締役波多間による「DXの課題とVR技術による未来の社員教育」をご紹介いたしました。
VRはイメージ共有の革命。人々はイメージを共有できるからこそ計画を立てることが可能。
ですが言葉や図などの1、2次元の情報には限界がありイメージに個人差が生まれてしまいます。
そのイメージの個人差をなくしていけるのがVRによるイメージ共有なのです。
「あれだよあれ」などの曖昧な表現ではなくMeta Questによるお絵かき機能を使って教育を行うことで、明確なイメージ共有を可能にします。
「いま2Dから3Dへ7万年ぶりの進化を遂げている。VRは3Dでのイメージ共有を可能にする。
VRさえ使えば、人間は最後に真心だけ届ければいい。人間も技術の力を使って楽をしていい。これがDXの本質。」
VRを使ったイメージ共有で生まれる新たな人間にしかできない仕事が生まれ、未来はどんどん広がっていきそうです!
体験会
登壇後、当セミナーに参加していただいた皆様へのMeta Quest体験会を開催いたしました。
この体験会では救急救命VRシミュレーター「EVR」や危険体験学習安全シミュレーター等を体験していただきました。
実際に体験していただいた人は、「リアル過ぎて怖かった」、「自分のペースでシミュレーションできるのはいい」
などの嬉しいお言葉をたくさんいただけました!
当セミナーはVR業界の最新動向を皆様の事業内容とともに、ビジネスにどのように活用されているのかを知ることができるいい機会でした。
VRが叶える様々な教育方法や、そこに必要なイメージの共有、エコシステムでのより良いコンテンツ等の開発、DX業界にもたらす沢山の可能性があることがわかりました。
ぜひ興味をもった方は今後のイベント・ウェビナーに参加してみてください!
また当イベントのアーカイブも配信しております。ぜひこちらからご視聴ください!
今後もこのようなイベント、ウェビナーを通してXRに関する情報発信を続けてまいります。
弊社のイベント・ウェビナー情報はこちらをご覧ください。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。