BLOGブログ
VR初心者さん必見!3DoFと6DoFの違いは?
VR(バーチャルリアリティー)について調べている際に、「3DoF」や「6DoF」という言葉を目にしたことはありませんか?
ヘッドマウントディスプレイを選ぶ上では、「3DoF」「6DoF」のどちらに対応しているかは重要なポイントとなります。今回は、この二つの言葉の違いについて解説していきます。
関連記事:【ビジネス活用向け】VR制作会社が最新6種類のVRゴーグルを徹底比較!2021年版
目次
1.DoF(ドフ)とは?
「DoF」はDegree of Freedomの略称で、日本語訳すと「自由度」です。
VRにおける「DoF」は、VR空間の中で動ける・体験できる自由度を表します。
具体的には、首を左右・前後に動かしたり、しゃがんだりすることができるといった行動可能な範囲を自由度として表します。
2. 「3DoF」と「6DoF」の違い?
3DoF 6DoF
■3DoF(スリードフ)
3DoFは、頭・首の“回転や傾き”に対応することができます。
3DoF対応ヘッドマウントディスプレイは、頭・の動きを感知して、上・下を向く、左・右を見る、斜め下・斜め上見るといった動きを認識することで、VR空間の映像やコンテンツを体験することが可能です。
3DoF対応ヘッドマウントディスプレイは360°の映像を鑑賞することがメインになるので、6DoFに比べて機能が少ない分、安価でVRを体験することができます。また、手や足の動きが不要なため、使用するスペースの広さを気にすることなく、複数人でVRを鑑賞することができます。最近では、遊園地や美術館、企業での研修等に多く取り入られるようになってきました。
■6DoF(シックスドフ)
6DoFは、3DoFの動きに加え、“移動”という動きを認識することが可能になります。具体的には、前後への移動と左右への移動、上下への移動という3パターンです。頭の動きに加えて、体の動きを認知することが可能となるため、VR空間内での動きが現実に近いものとして感じられます。
6DoF対応ヘッドマウントディスプレイは動きの認識が加わるため、体験型トレーニングなど手の動きや移動などを認識する必要のあるコンテンツにも対応できます。ただし、3DoFに比べて機能が増えるため高価となる傾向があります。また、コントローラを動かすため一定の広さがある場所の確保が必要となります。
(6DoF参考事例)
・JobStudio(ジョブスタジオ)
3.「3DoF」「6DoF」の違いまとめ
・ヘッドマウントディスプレイには、「3DoF」「6DoF」の2種類がある。
・3DoFでは頭・首のみを動かすことが可能。
・6DoFでは頭・首の動きに加え、しゃがむ・手を動かす等の動作が可能。
4.「3DoF」「6DoF」に対応したコンテンツの制作について
「3DoF」「6DoF」の違いを知ることは、ヘッドマウントディスプレイを選ぶ時だけではなく、VRコンテンツの企画をする際にも役に立ちます。例えば、取り扱いたいコンテンツが360°の映像・CGを見る・操作するだけで十分となれば、3DoFで問題ありません。「いや、見るだけではなく、VR空間の中で、歩きたい!しゃがみたい!手を動かしたい!」といった動きを求める場合は、6DoFを採用する必要があります。
つまり、求める用途に合わせて、ヘッドマウントディスプレイやコンテンツを選んでいく必要があるのです。
弊社では、WEB会議等での打ち合わせにてご要望をヒアリングさせていただき、企画から開発・運用までワンストップでコンテンツを制作させていただいております。VRコンテンツの制作やそれに伴う機器の導入については、弊社までお気軽にご相談ください。
VRやAR等の技術を活用したコンテンツ制作など、様々なXR活用ソリューションのお役立ち資料についてはこちらからダウンロードください。弊社担当より資料をお送りさせていただきます。
サービスのご紹介
ビーライズは、非接触のバーチャルイベント、仮想空間での次世代型トレーニング、今までにない体験コンテンツなど、「デジタルならではの体験」を開発・実装しています。サービスの詳細や弊社の会社案内についてはこちらからダウンロードください。
資料のダウンロードはこちらPROFILE
- 株式会社 ビーライズBeRISE
- 株式会社ビーライズは、「デジタルで明日を変えよう」をビジョンにかかげ、XR領域でバーチャルワールド活用サービスを提供するテクノロジーカンパニーです。リアルな3DCGとアプリケーション・web開発、アイデアを組み合わせた最先端ソリューション開発を強みとしています。