【ファッション業界の方必見】デジタルファッションショーとは？3DCG技術を活用した新しいファッション業界のプロモーション方法について

デジタルファッションショーとは

デジタルファッションショーとは、3DCG技術を活用して服や靴などをリアルに再現をし、オンラインやメタバース空間上でファッションショーを行うことです。

デジタルファッションショーでは、地理的な制約がないため、世界中の人々が気軽に参加できます。また、ファッションブランドも、費用や時間をかけずに多くの人々に自社のコレクションをアピールできます。

最近では、新型コロナウイルスの影響で、実際のランウェイショーが中止になった場合に代替手段としてデジタルファッションショーが注目されています。さらにログなどを取得し、消費者の嗜好や需要を分析し、効果的なマーケティング戦略を立てることも可能です。

 

デジタルファッションショーが注目される理由

デジタルファッションショーが注目される理由として、下記の内容が挙げられます。

ファッション業界における環境汚染への課題

普段私たちが着用している服が環境汚染と親密な関係があるのをご存じでしょうか。

環境省によると、服1着を製造するにあたって約25.5kgのCO2が排出されていると言われています。このCO2の排出量は、ペットボトルで換算すると服1着分の製造で、約255本分のペットボトルが製造できる値です。さらに、原料となる植物の栽培や染色などで大量の水が使用されており、服1着あたり約2,300リットルの水が消費されています。服を1着製造するだけでも、環境に大きな負荷を与えています。

（参照：SUSTAINABLE　FASHION　これからのファッションを持続可能に）

そのため3DCGを活用したデジタルファッションでは、環境に優しい方法でファッションショーを楽しむことができます。

バーチャルコミュニティの増加

最近では、ソーシャルメディアやオンラインゲーム、バーチャル空間など、人々がオンライン上で集まる場が増えています。その中でデジタルファッションも注目を浴びています。ユーザーはデジタルアイテムの衣装などを着用することで、自身の個性を表現することができ、バーチャルコミュニティでの存在感を高めることができます。

CG技術の進歩とXR技術の活用

CG技術の進歩により、現実世界で着るファッションアイテムと同様に、デジタルファッションもよりリアルな見た目や質感を持つようになりました。またARやVR技術と3DCG技術を組み合わせた、デジタルファッションの体験も可能になっています。

 

仮想空間上でファッションショーを開催するメリット

仮想空間上でファッションショーを行うメリットとして、下記の内容が挙げられます。

 

【主催者のメリット】

・物理的な移動の制限がなくなり、来場者は気軽にファッションショーへ参加することが可能となり、幅広い集客が期待できます。

・リアル開催とは異なり、会場の手配やスタッフの手配が最小限に抑えることが可能となり、時間や金銭的なコストダウンに繋がります。

・3DCGで服や会場のデザインを再現、表現するため、デザインの修正がしやすくなります。

・リアルでは表現しにくい演出でも、3DCGを活用することで多様な演出が可能です。

 

【来場者のメリット】

・現地に行かなくても、自宅などから気軽にファッションショーを楽しむことが可能です。

・リアル会場だと席によっては十分に服を観ることが難しい場合があるが、デジタル上だとしっかりと服を観ることが可能です。

 

デジタルファッションを活用したプロモーション

デジタルファッションショー以外にも、3DCG技術を活用して服のプロモーションを行うことができます。例えば、デジタルファッション動画を制作し、製品PRや自社のブランディング戦略などにご利用いただけます。

動画を公開することによってSNSやメディアなどで拡散されやすくなり、幅広い集客が期待できます。特に若い世代をターゲットとしている場合、SNSでの配信はより効果的です。また、動画は視覚や聴覚で情報を得るため、印象に残りやすくなります。

【デジタルファッションを活用したプロモーション例】
有名ブランド「BALENCIAGA（バレンシアガ）」が2021年に3DCGを活用したプロモーション動画をYouTubeに公開しました。

 

デジタルファッションショーの制作について

（ビーライズ制作：サンプル「Berise Fashionshow」）

 

弊社ビーライズは、2012年11月にCGデザインの制作会社から始まり、2016年頃からXRコンテンツ開発を開始いたしました。そのためCGを活用したXR制作を得意としており、CG制作からシステム開発までを一貫したワンストップサービスで行っています。デジタルファッションやデジタルファッションショーに関するご相談については、お気軽にこちらからお問い合わせください。