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【イベントレポート】Meta日本法人と共催で「法人向けXRソリューションの未来を探るシンポジウム」を開催いたしました!
皆さんこんにちは!株式会社ビーライズ 企画開発部 松岡です。
2023年9月1日(金)、ビーライズはMeta日本法人と共催で「法人向けXRソリューションの未来を探るシンポジウム」を開催いたしました。
ビーライズが中四国九州初のMeta製品認定代理店になったことを背景に、ここ広島の地から最新のXR関連技術とそのビジネス活用、そしてXRの未来に焦点を当てるイベントを開催させていただきました。
当日は、XRの最前線でご活躍されている豪華登壇者による講演やパネルディスカッション、Meta製品体験コーナーやネットワーキングなど見どころが盛りだくさん。当日参加者は94名と大盛況のイベントとなりました。
本記事では、ビーライズとしても初の試みであった本シンポジウムの振り返りレポートをお届けします。
イベントレポート動画も公開しておりますので是非ご覧ください。
目次
- 開催概要
- 当日アジェンダ
- セッション1-主催によるオープニングトーク:株式会社ビーライズ 代表取締役 波多間 俊之
- セッション2-講演「Meta for Work」:Meta Reality Labs B2B 日本事業統括 マラカド ガレル様
- セッション3-講演「CG誕生半世紀を経てVR・メタバースが情報化社会の基盤技術に」:東京大学名誉教授 西田 友是様
- セッション4-講演「XRソリューションの可能性と拡張性」:凸版印刷株式会社中四国事業部 企画販促本部 TIC企画部 部長 佐伯 賢二様
- セッション5-講演「VR/AR技術による施設・技術のバーチャル化」:広島県立総合技術研究所 西部工業技術センター 生産技術アカデミー 主任研究員 佐々木 憲吾様
- セッション6-ライトニングトーク「小児がん長期入院患者のためのVRゲーム作り」:国立大学法人広島大学病院 小児外科 佐伯 勇様
- セッション7-パネルディスカッション
- セッション8-VR体験会・ネットワーキング
- 最後に
開催概要
・日時: 2023年9月1日(金)14:00~17:30
・場所: TKPガーデンシティPREMIUM広島駅北口ホール3B
・参加費: 無料
当日アジェンダ
1.主催によるオープニングトーク:株式会社ビーライズ 代表取締役 波多間 俊之
2.講演:Meta Reality Labs B2B 日本事業統括 マラカド ガレル様
3.講演:東京大学名誉教授 西田 友是様
4.講演:凸版印刷株式会社中四国事業部 企画販促本部 TIC企画部 部長 佐伯 賢二様
5.講演:広島県立総合技術研究所 西部工業技術センター 生産技術アカデミー 主任研究員 佐々木 憲吾様
6.ライトニングトーク:国立大学法人広島大学病院 小児外科 佐伯 勇様
7.パネルディスカッション
8.VR体験会・ネットワーキング
セッション1-主催によるオープニングトーク:株式会社ビーライズ 代表取締役 波多間 俊之
まず、主催であるビーライズより代表取締役 波多間がオープニングトークを行いました。
ご登壇者様のご紹介や、XR企業から見た業界の盛り上がり、XR活用事例などについてお話しさせていただきました。
セッション2-講演「Meta for Work」:Meta Reality Labs B2B 日本事業統括 マラカド ガレル様
続きまして、Meta Reality LabsよりB2B日本事業統括としてご活躍されております、 マラカド ガレル様からご講演をいただきました。
冒頭にMetaからみた日本のVRマーケットについてのお話をいただき、なぜいまVRなのか、現在VRはどのように活用されているのか、今後のMeta Questについてなど、ここでしか聞けない貴重なお話をしていただきました。
イベント限定のお話が多く、ここではあまり詳細を記載できないのですが、時代の最先端を進むMetaだからこそできるお話をたくさんお聞きすることができました。
セッション3-講演「CG誕生半世紀を経てVR・メタバースが情報化社会の基盤技術に」:東京大学名誉教授 西田 友是様
続いては、2023春の叙勲を受章され、ビーライズの顧問も務めていただいております、東京大学名誉教授 西田 友是様からご講演をいただきました。
西田様はCG研究の第一人者であり、国内外で多くの賞を受賞されております。輝かしいご功績やご研究の数々を拝見し、西田様の研究が現在のCG技術の礎になっているのだと感じました。
これまで研究・発表されてきたCG作品をたくさんご紹介くださり、すべて印象的だったのですが、特に西田様の光や大気のCG研究を受けて、3DCG制作ツール「Blender」に“Nishita”という大気モデルのコマンドが実装されているというお話がとても印象的でした。
世界中で認められる素晴らしいCG・メタバース研究を、ここ広島の地で現在も続けられている西田様。非常に勉強になるご講演でした。
セッション4-講演「XRソリューションの可能性と拡張性」:凸版印刷株式会社中四国事業部 企画販促本部 TIC企画部 部長 佐伯 賢二様
10分間の休憩の後、凸版印刷株式会社中四国事業部より企画販促本部TIC企画部の部長としてご活躍されております佐伯 賢二様からご講演をいただきました。
企業や自治体のメタバース導入・運用支援に多く携わってこられたご経験から、中四国地域におけるメタバース活用事例をお話しいただきました。
まだまだ中四国地域では、メタバースの導入が活発であるとはいえない状況だと思います。
そのような中で、佐伯様からご紹介いただきました事例や、お話の中での「メタバースを活用することで地域資産をデジタルで可視化し全国へ情報発信できる」というお言葉から、地方だからこそメタバースを活用するべきで、うまく活用することでその効果は都市部以上のものになる可能性を秘めているのかもしれないと感じました。
セッション5-講演「VR/AR技術による施設・技術のバーチャル化」:広島県立総合技術研究所 西部工業技術センター 生産技術アカデミー 主任研究員 佐々木 憲吾様
続きまして、広島県立総合技術研究所西部工業技術センター生産技術アカデミーより主任研究員としてご活躍されております佐々木 憲吾様からご講演をいただきました。
3D技術を用いた広島県内の企業支援をされている佐々木様からは、広島県のXR活用事例紹介という文脈からVRを用いた動的設備紹介とMR・ARを用いた熟練技術伝承のお話をいただきました。
初見では使い方が複雑な機械をMRグラスを被って解説を見ることで難なく使用できたり、初心者には難しいアスパラガスの立茎作業をAR技術を用いて遠隔指導したり、「XRトレーニング」という観点からのお話が非常に印象的でした。熟練技術を持つ、いわゆる“職人”が少なくなっていくにつれて、XR技術を活用しながら技術の伝承を行う、という未来がやってくるのもそう遠くないのかもしれません。
セッション6-ライトニングトーク「小児がん長期入院患者のためのVRゲーム作り」:国立大学法人広島大学病院 小児外科 佐伯 勇様
パネルディスカッション準備時間に、国立大学法人広島大学病院小児外科で医師としてご活躍されております佐伯 勇様からご講演をいただきました。
医学生向けOSCEシミュレータ「VR OSCE」の開発監修に携わっていただいており、VRを用いた医療教育を実際に大学で行われている佐伯様からは、小児がんの子どもたちのためのVR アプリを作るプロジェクトを現在進められているというお話をいただきました。
熱意あふれる素晴らしいお話をお聞きすることができました。
セッション7-パネルディスカッション
続くセッションでは、Meta Reality Labsよりマラカド ガレル様、凸版印刷株式会社より佐伯 賢二様、株式会社ビーライズより波多間 俊之、そして急遽広島大学病院より佐伯 勇様にもご登壇いただき、計4名でパネルディスカッションを行いました。
こういった飛び入りのご登壇もリアルイベントならではのこと。非常にワクワクするディスカッションが生まれました。
ディスカッションテーマは以下の4つ。
・日本における法人向けXR市場をどのように捉えている?
・XR技術で解決できる社会課題とは?
・XR技術が社会へ浸透するための課題とは?
・XRの5年後、10年後の未来とは?
特に盛り上がったのはやはり4つ目の5年後、10年後のXRについてでした。
4名の中で共通の意見としては、Meta QuestをはじめとするXRデバイスはコンパクトに、かつ軽量化するだろうということ。5年後や10年後に、国民全員がXRデバイスを持っている未来は難しいかもしれないが、間違いなく普及は進んでいくであろうということ。そして、特に教育やトレーニングといった文脈でXRは真価を発揮するであろう、ということでした。
「法人向けXRソリューションの未来を探るシンポジウム」というイベント名とも沿った、XRの未来に期待を感じさせるお話をたっぷりとしていただきました。
セッション8-VR体験会・ネットワーキング
最後のセッションでは、ご登壇者の皆様や来場者同士でのネットワーキングのお時間と、弊社開発ソフトを用いたMeta Quest体験会を行いました。
Meta Reality Labsマラカド ガレル様のご講演の中では「VRはいくら言葉で説明してもなかなか魅力は伝わらない。一方、被ってもらうと10秒で魅力が伝わる。」というお話もございました。
体験していただいた皆様には、高い没入感、直感的にわかる操作感といったMeta Questの魅力をご体感いただくことができました。
来場者の方々から「とても面白かった」「勉強になった」等々、大変ご好評を頂き、本シンポジウムは閉会となりました。
最後に
今後もこのようなリアルイベント、ウェビナーを通してXRに関する情報発信を続けてまいりますので、ぜひご参加くださいませ。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
【お問合せ先】
株式会社ビーライズ 担当:松岡
TEL:082-264-2600 E-mail: contact@berise.co.jp
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- 株式会社 ビーライズBeRISE
- 株式会社ビーライズは、「デジタルで明日を変えよう」をビジョンにかかげ、XR領域でバーチャルワールド活用サービスを提供するテクノロジーカンパニーです。リアルな3DCGとアプリケーション・web開発、アイデアを組み合わせた最先端ソリューション開発を強みとしています。