conctact conctact

BLOGブログ

【体験レポート】あえてディスプレイを捨てた最適解。HTC初のパーソナルAIグラス「VIVE EAGLE」発表会に行ってきました!

05.14.2026

こんにちは!ビーライズの大竹です。

普段から仕事柄、数多くのXRデバイスや最新ガジェットに触れている私ですが、今回は個人的にもめちゃくちゃテンションの上がる新製品発表会に行ってきました!

2026年4月21日にお披露目された、HTC初となるAIグラス「VIVE EAGLE」です! スマートグラスというと「視界に映像が浮かび上がる」ものを想像しますよね? でもこのデバイス、”あえて”ディスプレイを非搭載にしているんです!

デバイス好きの視点から、その魅力と実力をたっぷりレポートします!

画像

スマートグラス 引用:https://www.vive.com/jp/product/vive-eagle/overview/

■「あえて見せない」が大正解!1日中かけられる43gの軽さ

VIVE Eagle

画像

引用:https://blog.vive.com/us/introducing-vive-eagle-smart-glasses-built-for-everyday-life/?_gl=1*elomzi…

まず驚いたのが、その軽さとデザインです。 重量は一般的なメガネとほぼ同じ、わずか43g!

なぜこんなに軽いのか?それは、視界を遮るARディスプレイ表示を「あえて非搭載」にしているからです。

ディスプレイが無いことで目の疲れもないですし、とにかく「日常使い」と「軽量化」を最優先し、機能は「音声とカメラ」に特化しています!

実際にかけてみても、フィット感は普通の太縁メガネと全く変わりません。

・レンズへのこだわり:世界的な評価を持つZEISS社製レンズ(UV400)を採用。
・度付きレンズ交換もOK:「眼鏡市場」や「ハンクスオプティカルグループ」などの提携店舗で交換可能です。
(メガネユーザーの私には嬉しいです笑)
・タフな日常使い:IP54の防塵防水対応なので、汗やちょっとした雨なら気にせず使えます。

■AI選びも自由な時代。「Hey VIVE」で広がるスマート体験

こめかみのワンタッチボタン、または「Hey VIVE」と呼びかけるだけで、専用の「VIVE AI」が起動します。 ここでガジェット好きとして唸ったのが、「特定のAIに縛られないオープンな設計」です。 HTC独自のAIだけでなく、GeminiやChatGPT、スマホの音声アシスタント(Siri/Googleアシスタント)とも連携が可能。 進化の早いAI技術のトレンドに合わせて、自分が好きなAIを選べるのは賢いアプローチですよね。

AI連携でできる機能としては以下のものがあります!

・リアルタイム文字翻訳:視界に入った海外の看板やメニューを読み取って翻訳。
・目の前のモノを検索:「この可愛い犬、何犬?」といった質問にもAIが即答。
・AIが記憶:人の名前や駐車場の位置などを記憶し、必要な時にサッと呼び出せます。

※ちなみにリアルタイム音声翻訳は今後のアップデートで搭載する予定とのこと。楽しみです!

■スマホを出さずにパシャリ!カメラとプライバシーの絶妙なバランス

「あ、今の瞬間残したい!」と思った時、スマホを取り出す間にシャッターチャンスを逃した経験、ありませんか? VIVE EAGLEなら、声だけで見たままの景色をハンズフリー撮影できます。 目線での撮影ができるのもまさに思い出の記録って感じで素敵です!

・高解像度:画像 3024×4032 / 動画 1512×2016
・ブレない:強力な手ブレ補正と水平調整機能で、歩きながらでも滑らかな映像に。

そして、スマートグラスで一番気になる「プライバシー問題」。ここへの配慮も完璧です。 撮影中は正面のLEDが点灯して周囲にお知らせするだけでなく、LED部分を物理的に塞ぐと自動でカメラが停止するハードウェア設計。 さらに、収集したデータを自社のAI学習や広告に無断利用しない(暗号化・匿名化)という方針も明言されており、法人利用でも安心です。

■音楽も通話も快適。街歩きが楽しくなるオーディオ性能

耳を塞がないオープンイヤー設計なので、周囲の音を聞きながら音楽を楽しめます。 気になる音漏れですが、指向性スピーカーのおかげで「満員電車の真隣でわずかに聞こえる程度」。前後の人にはほぼ聞こえません。

・クリアな通話:複数マイクと強力なノイズキャンセリングで、カフェの騒音下でも相手に声がしっかり届きます。
・直感的な操作:右のツル(テンプル)をなでるとボリューム調整、タッチで音楽の再生・一時停止ができます。この操作感、すごく心地いいです!

画像

■充電のストレスから解放される「10分で50%」

1日中使うとなるとバッテリーが心配ですが、ここもしっかりカバーされています。

・稼働時間:音楽再生は最大4.5時間(待機36時間以上)。カメラやAIをガンガン連続で使うと2〜3時間ほど。
・爆速チャージ:マグネット式の充電ポートを採用し、わずか10分で50%(約50分稼働)、30分でフル充電完了!

スマホからの給電や、充電しながらの稼働もできるので、モバイルバッテリーがあれば外出先でも無敵です。

画像

■【開発者視点】制限なしのSDK公開!ビジネスの可能性は無限大

XR・システム開発に携わる身として一番ワクワクしたのが、SDK(ソフトウェア開発キット)がすでに公開されていることです! しかも、カメラやアクセス権限の制限がありません。

台湾ではすでに約100社が参加したハッカソンが開催されており、日本でも今後検証が進む予定です。 特定のAIに依存せず自由に開発できるため、BtoB(法人向け)の業務支援アプリや、新しい接客ソリューションなど、アイデア次第で面白いものがどんどん作れそうです。

■ ディスプレイ非搭載のトレードオフ

もちろん、VIVE EAGLEは決して魔法のデバイスではありません。「ディスプレイを大胆に削ぎ落とす」という選択をしたことで、構造上どうしても活躍が難しいシーンがあるのも事実です。

例えば、視覚的なナビゲーション機能です。進行方向を示す矢印やルートを視界に直接オーバレイすることはできないため、道案内や現場での手順指示などはすべて「音声のみ」に頼ることになります。また、弊社ビーライズが普段得意としている、AR空間へのデジタルツイン展開や3Dモデルの配置といったアプローチも、映像を出力できない本機単体では実現できません。加えて、撮影した写真の仕上がりや、AIが翻訳したテキストデータなどを「その場で目で見て確認する」ためには、結局スマートフォンを取り出す必要があります。

■ビーライズが描く音声特化のXRソリューション

「視界をジャックしない」「音声とカメラに特化している」という特性を逆手に取れば、弊社だからこそ提供できる新しいビジネスの可能性が見えてきます。

XRソリューションを展開するビーライズとして、以下のような実践的なアイデアを提案します。

・現場の安全を最優先する「究極のライト遠隔支援」
視界に指示が映り込む従来のスマートグラスは、時に作業のノイズになるリスクがありました。本機は視界を一切妨げず、高画質カメラで「目」を共有し、「音声」のみで的確に指示を届けます。現場の負担を最小限に抑えた遠隔支援ツールとして活躍します。

・景色にノイズを与えない「次世代・音声ARガイド」
観光地や美術館での過剰なAR表示は、作品への没入感を削ぐ原因になります。本機のAI物体認識を活用すれば、ユーザーが「今見ているもの」を瞬時に判断し、最適な解説を耳元へ自然に届ける、景色を邪魔しないオーディオガイドが構築可能です。

・AIの進化を加速させる「一人称データコレクター」
AI教育において「熟練者がどこを見て、どう動いたか」という暗黙知データは非常に重要です。43gと超軽量な本機なら、作業の動きを最も自然に記録できます。現場のノウハウをデジタル化し、次世代AIへ学習させるデータ収集端末として極めて優秀です。


 

■発売日・価格・まとめ

・予約開始:2026年4月21日(auオンラインショップ等)
・発売日:2026年4月24日
・販路:au(オンライン・一部実店舗)、ヤマダデンキ(一部実店舗)。まずは全国約70店舗の実機体験可能な店頭からスタートし、順次拡大予定とのこと。
・価格(税込):クリアレンズ・サングラス 82,500円 / 調光レンズ 98,000円

画像

【大竹の総評】

機能をモリモリにするのではなく、「ディスプレイをあえてなくす」という大胆な引き算によって、真の意味で「日常に溶け込む」デバイスに仕上がっていました。 プライバシー配慮の徹底ぶりも含め、スマートグラスの新しいスタンダードになりそうな予感がします!

弊社ビーライズでも、こうした最新のウェアラブルデバイスやAI技術を活用した新しいXRソリューションの可能性を日々探求しています。 法人向けの開発や技術検証についてご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

PROFILE

株式会社 ビーライズBeRISE
株式会社ビーライズは、「デジタルで明日を変えよう」をビジョンにかかげ、XR領域でバーチャルワールド活用サービスを提供するテクノロジーカンパニーです。リアルな3DCGとアプリケーション・web開発、アイデアを組み合わせた最先端ソリューション開発を強みとしています。
資料をダウンロードプロジェクトのご相談や、
仕様をくわしく知りたい方こちら