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【VR】スタンドアローン型とは?初心者にも分かりやすく使い方やおすすめVRゴーグルについて紹介。

VRお役立ち 07.27.2021

VRゴーグルの購入や導入を検討する際、「スタンドアローン型」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?今回はVRにおける「スタンドアローン型」とは何か、どういったメリット・デメリットがあるのか等について解説していきます。

 

1.スタンドアローン型のVRとは?

スタンドアローン(スタンドアロン)とは、IT用語で「コンピュータや情報機器をネットワークや他の機器に接続せず、単独で動作できるもの」を指します。スタンドアローン型のVRでは、PCからの接続やセンサーの設置が必要なく、頭に装着するヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)と、両手に持つコントローラーのみでVRコンテンツの体験が可能となります。PCやセンサーといった機器が不要であるため、持ち運びしやすく、狭いスペースでもVRを楽しむことが可能となることが特徴です。また、価格も比較的安価なものが多く、導入のハードルは高くありません。参考事例として、下記の弊社が制作したソフトウェアはスタンドアローン型のVRに対応しています。

 

弊社制作:職業トレーニング用VRソフトウェア「JobStudio」

2.スタンドアローン型VRのメリット

スタンドアローン型のVRを活用するメリットとしては下記のような点が挙げられます。

・PCへの接続やセンサーの設置などのセッティングが不要で使いやすい。

・PCに接続するケーブルが必要なく、VRを使っても動きやすい。

・HMDとコントローラーのみで動くため、持ち運びがしやすい。

・スペックの高いPCが不要であるため、比較的安価に導入することができる。

 

3.スタンドアローン型VRのデメリット

スタンドアローン型のVRを活用するデメリットとしては下記のような点が挙げられます。

・PC接続型のVRと比較するとCG等の処理能力が低い。

・導入するアプリやソフトウェアによってはPC接続型のみにしか対応していない可能性がある。

・利用する際には充電が必要となり、利用中に充電切れを起こす可能性もある。

 ・単独デバイスで機能が完結しているため、センサーなど他のデバイスと連携したコンテンツ開発が難しい場合がある。

スタンドアローン型ならではのメリットはもちろん、デメリットもありますので、導入目的や導入する環境に合わせてPC接続型とも比較しつつ最適なVR機器を選定していく必要があります。

 

4.スタンドアローン型VRの使い方

スタンドアローン型のVRの使い方は、利用する機器にもよりますが基本的には下記のような流れとなっています。

①VRヘッドマウントディスプレイを起動する。

②起動したVRヘッドマウントディスプレイを頭に装着する。

③画面の指示に従い、ルームスケール(プレイする空間の広さ)を設定する。(6DoF対応のVRのみ)

④メニュー画面でプレイしたいアプリやソフトウェアを選択、プレイ開始する。

 

機種ごとに細かな設定は違いますが、大まかにこの4ステップでセットアップが完了し、アプリやソフトウェアをプレイすることが可能となります。

 

5.スタンドアローン型VRを選ぶ際のポイント

現在では様々なメーカーからスタンドアローン型のVRが販売されています。初めてVRを導入される方は導入の目的や予算感に応じて、最適なVR機器を選定していく必要があります。スタンドアローン型VRを選ぶ際のポイントとしては下記の点が挙げられます。

 

・6DoFに対応しているかどうか。

6DoFに対応しているVRでは、頭と体の両方の位置や動きを検出することができ、VR内でよりリアルな体験をすることが可能となっています。もし、VRで360度の映像を楽しむだけの場合は6DoFに対応しているVRを選ぶ必要はありません。

 

関連記事:VR初心者さん必見!3DoFと6DoFの違いは?

 

・ストレージの容量はどのくらいか。

VR用に様々なソフトウェアや映像データ等をインストールする場合、出来る限り大容量のストレージを搭載しているものを選んだほうが無難です。もちろん、容量が多くなくても都度データを削除することで様々なソフトウェアを体験することも可能ですが、毎回容量を気にしてソフトウェア等をインストールしていく必要があります。

 

・PCからの接続にも対応しているかどうか。

スタンドアローン型のVRの中には、PCからの接続にも対応しているものがあります。対応機器では、PCを接続することでグラフィックの処理能力が向上し、PC専用のソフトウェアにも対応できるようになる機能がついていることもあります。

 

・ミラーリング機能に対応しているかどうか

ミラーリング機能に対応している機器では、VR内での映像をPCやスマートフォン・タブレットなどで閲覧することが可能となっています。複数人でVR内の映像を共有する必要がある場合は、ミラーリング機能に対応したVR機器を選定する必要があります。また、VR機器によってミラーリングの方法や必要機材も変わってきますので、購入前に確認が必要です。

 

6.スタンドアローン型のおすすめVRゴーグル

ここからは、スタンドアローン型のおすすめVRゴーグルをいくつか紹介いたします。

 

・Oculus Quest 2

スタンドアローン型VRとして、最もポピュラーなものが「Oculus Quest 2 (オキュラスクエスト ツー)」です。FacebookグループのOculus社が製造・販売を行っています。性能・価格共に優れており、はじめてスタンドアローン型のVRを導入する場合は、間違いなくお勧めできるVR機器となっております。

 

公式サイト:https://www.oculus.com/quest-2/?locale=ja_JP

 

・Pico Neo 2

企業でスタンドアローン型のVRを導入される場合は、「Pico Neo 2(ピコ ネオ ツー)」もおすすめです。こちらは中国企業のPico社が開発・販売を行っております。既存の対応アプリは多くありませんが、価格や機能面でビジネス向けには導入しやすい仕様となっております。また、性能が向上した最新機種のPico Neo 3の販売も予定されています。

 

公式サイト:https://www.pico-interactive.com/jp/neo2.html

 

・Pico G2 4K

最後に、スタンドアローン型のVRで「綺麗な映像を楽しみたい!」という方には、「Pico G2 4K(ピコ ジーツー ヨンケー)がおすすめです。こちらの機器は6DoFにこそ対応していませんが、安価に高品質な動画を楽しむことが可能となっております。

 

関連記事:【ビジネス活用向け】VR制作会社が最新6種類のVRゴーグルを徹底比較!2021年版

7.ビジネス向けVRコンテンツの制作について

弊社、株式会社ビーライズでは、「VRを活用した研修・安全教育ソリューション」や、「販売促進向けのVRコンテンツ」など、企業向けに様々なコンテンツを開発・提供しています。弊社の制作事例や、VR制作に関する資料についてはこちらから資料請求してください。担当者より資料をお送りさせていただきます。

 

 

PROFILE

株式会社 ビーライズBeRISE
株式会社ビーライズは、「デジタルで明日を変えよう」をビジョンにかかげ、XR領域でバーチャルワールド活用サービスを提供するテクノロジーカンパニーです。リアルな3DCGとアプリケーション・web開発、アイデアを組み合わせた最先端ソリューション開発を強みとしています。
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