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VRを教育に活用するには?コンテンツの事例やメリット・デメリットについて解説。

VRお役立ち 09.15.2021

「企業の社内研修」や「大学での授業」など、様々な教育や研修にVRを活用するケースが増えてきています。今回は、様々な教育や研修にVRコンテンツを導入したい企業の担当者様向けに、VRを教育に活用するメリットや制作方法ついて解説していきます。

 

1.教育用VRコンテンツとは?

「企業の社内研修」や「大学での授業」などにVRコンテンツを活用することで、従来の座学やOJT等とは違った教育を行うことが可能になります。例えば、VRであれば360度の映像を見ることができるため、複雑な業務を行う作業者の視点をVR内で簡単に再現することが可能です。

また、VRで出来ることは360度の映像を見ることだけではありません。例えば、手に持ったコントローラーや、自分の体を実際に動かすことで、バーチャル空間内で自らのアバターを動かすことも可能となります。そのため、「物を掴んで動かす」、「体を前後左右に移動させる」といった動きを認識することができ、実際に体を動かす必要があるような業務についてもVRを使って何度も練習をすることができます。

 

2.教育用VRコンテンツの事例

ここからは、実際に弊社で制作した教育用VRコンテンツの事例を紹介いたします。VRを活用することで、様々な業種・職種の教育内容をコンテンツ化することが可能となります。

 

・職業トレーニング用VRコンテンツ

「武器屋の店員」、「パフェ屋の店員」「空港の配送作業員」など、様々な職業のトレーニングをVRで体験できるコンテンツです。

・医療教育用VRコンテンツ

救急医療の現場を再現し、患者の症状を診断していくことができるVRコンテンツです。

・安全教育VR

工場や建設現場などの危険なシチュエーションを再現、企業の安全教育に活用できるVRコンテンツです。

3.教育にVRを導入するメリットや効果

様々な教育にVRを導入するメリットとしては、下記のような点が挙げられます。

・教育内容をVRコンテンツ化することで、何度でも練習をすることができるようになる。

・VR空間内での行動などをデータ化、実施内容を振り返ることができる。

・危険な状況や緊急事態など、再現の難しい状況での教育をVR内で体験できる。

・講師や先輩の指導内容の質に左右されずに、統一された教育を行うことができる。

・教育や研修に必要となる交通費や機材費などを削減することができる。

 

4.教育にVRを導入するデメリット

反対に、VRを導入することのデメリットとしては、下記の点が挙げられます。

・自社の教育内容に合ったVRコンテンツの制作やパッケージの導入が必要。

・VR機器の導入やセッティング等が必要。

・VR酔い等の関係で長時間の利用は難しい。

 

教育にVRを導入する場合、このようなメリットとデメリットが考えられます。教育内容によってVRと相性がいいもの、相性が良くないものがありますので、VR化以外の選択肢も含めてコンテンツ制作を検討しましょう。

 

5.VRではなくARやMRを活用するケースも。

今回は、教育にVRを活用する方法について紹介させていただきましたが、教育内容によってはARやMRといった技術の方が相性の良い場合もございます。例えば、MRグラスと呼ばれるメガネ型のデジタルデバイスを使うことで、透明なグラス越しに情報を表示することが可能となります。VRのような仮想空間でなく、現実世界に何らかのデジタル情報を表示させて教育を行いたい場合は、ARやMRといった技術を活用しましょう。

 

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6.VRを活用した教育コンテンツの制作方法

VRを活用した教育コンテンツの制作方法としては、大きく下記の2つがあります。

・360度動画

360度カメラを使って実写で撮影を行いVRコンテンツ化するものです。実写での撮影となるため、撮影環境さえ整えば安価でリアルな体験をVRコンテンツ化することが可能です。その一方で、危険な状況や緊急時の状況を実写撮影で撮影することは難しく、VR化できる内容には縛りがあります。また、実写の場合はあくまで動画を撮影したものになるので、VRの画面に映っている物を手に掴んで動かしたり、体を前後左右に動かしたりすることは出来ません。

 

・3DCGのVRソフトウェア

バーチャル空間内の3DCGやシステムを制作してVRコンテンツ化するものです。3DCGでバーチャル空間を制作するため、実際には撮影が難しい環境や、現実には存在しない状況を再現することが可能です。またコンテンツの内容次第では、ゲームのような感覚で自らのアバターを動かすことも可能となります。実写の撮影では難しい、VRの画面に映っているものを手に掴んで動かしたり、体を前後左右に動かしたりするような体験が3DCGのVRコンテンツでは可能になります。一方で、実写の撮影とは違い3DCGの制作やシステム構築が必要となってくるため、シンプルな360度動画よりも費用は掛かってくる傾向があります。

 

7.VR教育コンテンツを制作できる企業をお探しの方へ

今回の記事では、教育にVRを活用する方法や、具体的なコンテンツの事例、VR導入のメリット・デメリット等について紹介させていただきました。弊社ビーライズでは、先ほど事例として紹介したような様々な教育用VRコンテンツの企画・開発を行っております。VRを活用した教育・研修ソリューションについてはこちらから資料請求ください。担当者より資料をお送りさせていただきます。

 

 

PROFILE

株式会社 ビーライズBeRISE
株式会社ビーライズは、「デジタルで明日を変えよう」をビジョンにかかげ、XR領域でバーチャルワールド活用サービスを提供するテクノロジーカンパニーです。リアルな3DCGとアプリケーション・web開発、アイデアを組み合わせた最先端ソリューション開発を強みとしています。
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